3月 浅草寺示現会・彼岸会
縁起によると、推古天皇36年(628年)3月18日、檜前浜成、同竹成の兄弟が宮戸川(現隅田川)で、漁猟中投網によって感得した仏像が浅草寺の御本尊聖観音像である。檜前兄弟と土地の郷司土師真中知が共にこの観音像をおまつりし、真中知が出家して自宅に奉安供養したと伝えられる。
ちなみに現在の駒形堂の地点が、その場所とされている。
3月18日はこの古事によって浅草観音示現の日とされた。大化元年(645年)勝海上人が駒形堂の地から現在の地に移して御堂を建立、夢告によって本尊を御秘仏として厨子にお納めし、奉安した。
▲彼岸の中日には、浅草寺において彼岸会、放生会等の法要が行われている。